静岡県富士宮市 | 日蓮宗 妙境山 円恵寺

〒419-0314 静岡県富士宮市大久保216 TEL 0544-65-0178
「逍遥」住職のお散歩道
Stroll Diary

「逍遥(しょうよう)
たのしみは空暖(あたた)かにうち晴れし 春秋の日に出でありく時  
     橘曙覧

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 「行住坐臥」は法華経の一節にある。「行」あるく、「住」とどまる、「坐」すわる、「臥」よこたわるをいう。仏法ないし仏道を極めるために専念すること。『一心』心を一つのことに集中する状態のことである。 俗(世間的)には、専心、専念、ひたすらということになる。平易には、立ち居振る舞いはエチケットとして考えたい行動力といえる。
 お檀家の葬儀で、僧侶が控える部屋に置かれている『姿見』。我々は、身嗜みみだしなみを最終的にチェックするにはありがたいモノである。私の寺には、身支度を整える部屋、長廊下の片隅にも全身を映し出せる鏡を置いてある。これがあるとないとでは随分違う。何が違うのか…。人は鏡に自分自身を映してこそ、至らないところを知ることができる。他人から謂われるより、自ら気がつくということを教えてくれるのは大事なことと言えよう。

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 暮のお檀家廻り「荒神払い」といって、昔はどの家庭にもあったかまどの火伏に読経をして一年間の報恩をする習いを行事ている真只中。正に師走を身体を張って実践している。東奔西走、車だったり場所によってはバイクだったりと。ある交差点で以前から気にかかっていた建物の丁度目の前で停車できたので思わず撮った一枚。
 懐かしいのは、建物だけじゃない。この門扉だって年代物だ。おそらくひっそりとした様子から、ここは現役ではない様子。屋根の上にある空調の設備(昔よく目にしたモノ)から、何かの製造工場ではないかと察する。この辺には、こういう建物がけっこう多く、夕方になると仕事を終えた、おじさんやおばさんが建物から出てきたものだ。この建造物は、今どうしてここにあるのか想像は膨らむばかり。年の瀬の気忙しい中での一時ひととき

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 師走の街に出かけた。ありがたいのは何でも揃うショッピングモールという大駐車場完備の施設が、ほぼどこの市町村にもできたこと。私もよく利用する。広い駐車だから止める場所はいつも同じところ。年末と年始に向けた商戦を展開している。店員さんが大きな声で「○○いかがですか~!」活気はある。ふと気がついた『あれ、いつからここに…』目に飛び込んできたのはクリスマスツリー。これを眺めながら、通り過ぎようとした時「メリークリスマス!!」と聞こえた。子ども連れ、お年寄りがにこやかにほほ笑んでいた。
 クリスマスツリーもメリークリスマスも構わないが、そんなにがんばらなくてもいいのではないかなと思った。アメリカでは、すでに「ハッピーホリデー」と交わしているようだ。良い休暇をという意味らしい。翻って「メリークリスマス」はというと、楽しいキリストの誕生を祝おうということ。少し恥ずかしくなってはこないかな。本家本元が宗教に配慮をして生活を営んでいるにもかかわらず我が国は正々堂々と「メリークリスマス」とやってのける…。

 私が、昭和34年に出生した当時師父しふはこの寺の住持だった。近隣の方に一方ならぬ世話になったという。母から聞いた話だ。というのも、母は乳児だった私に母乳を与えたいのだがなかなか乳の出がよくなかった。そこで寺のすぐ下にあるお地蔵さんに願をかけたそうである。それを知った近所の方が、ヤギの乳を下さった。また乳呑児のいる母親が私に母乳を分け与えてくれたこともあったという。
 その、生家と母が願をかけた「地蔵尊堂」を訪ねた。地蔵菩薩はサンスクリット語でクシティーガルバ。クシティーは「大地」、ガルバが「胎内」すなわち母親の子宮を意味する。道祖神同様、昔から道の辻、村の中心に祀られた子供の守り神なのである。このお蔭で、現在の私があることもあながち間違いではない。懇ろに手を合わせたことは当然である。ただ、父が住職をしていた時から、4代跡の現董は常住されていない。少しく残念なことと拝察した。

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      洗心
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         地蔵菩薩堂
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      左端が地蔵菩薩                    

 垣根の垣根の曲がり角…には落ち葉焚き
街では見られないというより、してはいけない行為となってしまった焚火。火を焚くとはこれ如何に!焚くという語は燃す、焼くとはかけ離れた、ある意味目的をもったことばとして存在している。線香を焚く、風呂を焚く、護摩を焚くなど。
 焚く落ち葉は、ほとんどが桜。おおかたすべての桜の花が散ったものを掃きだしてまとめ、いざ点火しようとした時「あッ」思い立って納屋の中から持ち出したのは、いただきものの「さつま芋」。「そうそう、これこれ…」というわけで、これも焚火の副産物となろうか。作務の思いがけないご褒美にあずかる。
                                                     南無

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 暦は今日から二十四節気「大雪」に入る。全国的に一番の冷え込みだったようで、温暖なこの地域でも「今朝は冷えるな…」と思うほど。そんな日には、家に閉じこもっていられず暖かな日差しを浴びて心身ともにリフレッシュを考える方は多いはず。
 午後、郵便局へ出かけ用を足した後、日中の暖かさに誘われ愛車を走らせた。富士川に沿って北上し県境を越えたところで対岸にかかる橋をめざし、渡った所の最寄りの駅がJR身延線「十島駅」だったということだ。午後の2時、20分の間に誰も行き会わなかった。途中見晴らしのいいところで足を止めた。そしてその真下を伺うと、国道52号いわゆる「身延道」駿河から甲斐に抜ける昔も今も変わらぬ主要な道があった。

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      県境を走る!
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         R52号を眼下に
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愛車とJR身延線十島駅                        

 日蓮宗宗務院にちれんしゅうしゅうむいんにおける年間行事「月例金曜講話」12月をつとめた。宗務院の上段には大本山本門寺がある。檀家総代の発案で住職の講話聴聞と池上本門寺を参詣することとなる。希望者を募ってでかけた。
 天気は快晴とはいかないものの、雨にあたらずそんなに寒くもなく恵まれた一日だった。本門寺では、到着を山務のお上人が迎えてくださった。控室に通されお茶を一服。大堂だいどう御開扉(おかいひ)されているお祖師さまのご宝前ごほうぜんで読経し、焼香をしてお題目をあげた。つづいてこの池上本門寺の沿革と、正面の御尊像について詳しくお話しをいただいた。参加者はみな、感激し池上のお祖師さまに手を合わせお題目を唱えることができた。
 午後2時から、月例講話は宗務院5階の講堂で行われる。10年くらい前だろうか、一度登壇したことがあった。その後、「伝統の高座」とい行事で2回ほど。今回で4回目の宗務院でのお説教だ。ここ近年は、非常に多くの聴聞者がいてくださる。説教師にとっては張り合いのある有難いことだと思う。これだけ多くの方々が大地湧現の菩薩衆のごとく出現し、釈尊説法会座の再現よろしく、奇瑞を顕して仏祖あるいは、法華経を讃嘆する。これぞ正に魅惑のワンダーランドと化し給う。

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いのちに合掌
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