静岡県富士宮市 | 日蓮宗 妙境山 円恵寺

〒419-0314 静岡県富士宮市大久保216 TEL 0544-65-0178
「逍遥」住職のお散歩道
Stroll Diary

「逍遥(しょうよう)
たのしみは空暖(あたた)かにうち晴れし 春秋の日に出でありく時        橘曙覧

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 わたしは、「富士山が美しいのは裾野!」と声を大にして叫ぶ。家を新築して、評されるのはまず外観だろう。次に間取りや、使い勝手さなどが評価の対象となる。最初から「この基礎はすばらしい!」という人はあまりない。目に入らない場所だけに。しかし、昨今テレビCMでは、この点に力を入れてきている。これも打ち続く大地震が教訓となり業者も率先して研究を重ねているからだ。そして消費者の関心事もこの辺にある。
 
 何といっても、そのそびえ立つ勇壮な姿、フォルム、これを山体と専門家はいうらしい。専門家とは静岡大学防災総合センターの小山真人教授のことだ、氏は火山学的に分析している。「溶岩が火口から噴き出たこと。流れ出した溶岩の量が多かったこと。溶岩の粘り気が丁度良かったので裾野を広げたこと。もともと標高が高い所に噴火が起こったこと」などを挙げている。その結果は数字が示している。高さは3,776m、火口周囲は3㎞、そして裾野の周囲は153㎞。また裾野の大きさとなると南北に37㎞、東西は39㎞(最大直径は44㎞)ということ。

 故に、わたしは、富士山の裾野こそ見事で美しい!正に「不二」の山であると断言する。

※写真の高速道は新東名

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 この時期になると、話題にのぼる「河津桜」。河津ではないが、同一種を伊豆ではじめて目にした。何でも先取りは気分のいいもの。

 河津桜は、訊いたところによると寒緋桜(カンヒザクラ)と大島桜(オオシマザクラ)の自然交雑種だそうで、寒緋桜は、緋寒桜(ヒカンザクラ)、または緋桜(ヒザクラ)とも呼び、特徴として花が下向きに咲くところ。大島桜は白い花で、伊豆半島に多く生育する。写真は、確かに花が下向きに、そして優しい桃色の向きを愛でる人たちを和ませるだけの魅力を持っている。

 ご覧にかけますのは、花びら餅と蝋梅です。
パソコンで「はなびらもち」とキーボードを叩くと普通に「花弁餅」とでてくる。別に「菱葩餅(はなびらもち)」と呼ぶそうで。茶事の初釜でふるまわれる菓子だが、最近ではこの辺のお菓子屋にもならぶ春のお菓子として人気が出てきたようだ。
 最近、目立ってきたのが庭先の「蝋梅」。小寒から節分までの季語として用いられる。また、花や蕾は、そこから抽出し精製したものを蝋梅油といい、薬として扱わられるとのこと。その反面、種子には有毒性のある物質を含んでいるらしい。

 季節を楽しむ、季節に任せる、季節に学ぶ、季節を識る(しる)ということはそういうことだと思う。

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 〇「草木尽回春:草木ことごとく春をめぐる」厳しい寒さ中で、望む望まないにかかわらず必ずやってくる春。仏さまも常に私たちの前に姿をいろいろに変えて寄り添っていて下さる。「馬鹿野郎!」という声も。一緒に泣いてくれたあの人も、みんな仏さま。

 〇「看花須具看花眼:花を看るにすべからく看花の眼を具すべし」花は、その開花時期だけを楽しむには勿体ない。花の看方(観方)は、蕾をつける梢を愛おしみ、散ってしまった庭をしみじみと眺めることで咲き誇る花と観る。

 〇「法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる。いまだ昔よりきかず。冬の秋とかへれることを。いまだきかず、法華経を信ずる人の凡夫となることを。」法華信者なら、一度は耳にし励まされた日蓮聖人のことば。今の信仰のときは冬のようなときである。冬は必ず春を呼ぶ。秋に戻ることは絶対にありえない。同じように、信仰を全うされた者は辛苦にまみれた境地に戻ることはないのだから。信じて励みなさいという。これは、夫に先立たれ、幼子をかかえて生きる女性宛てた便りの一節であるが、心強く受けとめられたにちがいない。

※「草木尽回春 作者不明」  「看花須具… 別源円旨『南遊東帰書』」  「法華経を信ずる人…『妙一尼御返事』」

 24日、日本映画製作者連盟(岡田裕介会長)は、今年度映画概況で過去最高2355億800万円を打ち出したことを発表(2000年以降現在の統計方法になって)。また、映画館入場者数も42年ぶりに1億8000万人を上回る、1億8018万9000人を記録したという。
 岡田裕介会長は、自社東映代表取締グループの会長をつとめる。父親は元東映社長の故岡田茂氏。岡田裕介さんは、70年代俳優としてスクリーンにも出ていた知れた顔。石坂浩二似の甘いマスクで結構な存在感があったように記憶する。

 興行収入アップについて岡田氏は次のように言った。「媒体が変化する中で、映画の価値が上がってきた。良い環境で、良いソフトを観たいという感覚が人々の間で広がっている。」ということだ。「映画の価値が上がった」には、二つの解釈があると察す。一つには「やっぱり話題作は映画館のスクリーンで観たい」と、一時的に映画館から遠ざかっていた人たち。もう一つには、パソコンとスマホ世代も映画館というアナログな場所に魅かれるという、「良い環境と良いソフト」の勝利ではないか。

 

 市役所に出かけた。用事を済ませ帰ろうとして駐車場に向かう途中、リュックを背負った外国の方3人(どこの方か聞かなかった)に、声をかけられた。市役所の前庭、池の近くにそびえ立つオブジェ風の看板を指して言う「これは、どういう意味ですか?」。もちろん、日本語の方を指してである。それもかなり流暢な日本語で聞いてきた。
 「日本の中心 世界文化遺産の街 ふじのみや」とある。わたしは、「ここは2013年に世界文化遺産に登録をされた富士山。その所在は日本のほぼ中心にある富士宮市ですよ(山梨静岡両県にまたがっていることは省いた)」と伝えた。これを聞いた三人は、顔を突き合わせて話したあと、また「日本の中心はTOKIOではないのか?」と返してきた。なるほど…。つづいて私は言った。「ごめんなさい。私の言葉が足りなかった。富士山は日本の中心、日本のsymbolです!」と言った。すると三人は「オ~! ワンダフル グレイト!」と叫んだ。どうやら伝わったみたいだ。彼らは納得して去って行った。
 この看板の横には「World Cultural  Heritage  city  Fujinomiya (世界文化遺産の町、富士宮)」と書いてある。ずるいよ富士宮市!

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 この季節、あまり見かけない鳥の訪問がある。鳴き声といい、飛来する時期といい。窓の外を眺める楽しみが一つ増える。この間は、雉(きじ)を見た。初めてではないが裏山を歩いていると突然バサッと飛び立ったのには驚かされる。

 山に入ると、冬は冬の山の顔がある。夏は歩きにくい山道だが、茂る草もなく、また樹葉も散って踏みしめて歩くと何とも心地よい。鹿や猿にも普通に遭う。むこうは私に早くから気が付いていたらしくこっちをジッと見ている。こちらがようやく気がついて息をのむ。束の間目と目を絡めるが、こっちがたじろいだ瞬間を見逃さず、あっちは堂々と去っていく。写真は彼らのわすれもの。

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 本日は2件の法事がある。
二霊のお宅には当然二つの御膳を供える。「仏事の作法」で紹介の通り、各椀には供膳(御霊膳と呼んだりもする)に相応しいものを供える。よく耳にする「故人が生前好きだったものを上げることが一番良い」とするのは、家の仏壇や墓前のことだろう。

 写真の通り供膳は、「こちらからあちら」へ差し向けるのも常識。その見返りと言っては何だが、私たちは日々の信行において「如来回向」を頂戴している。霊前に供える花、香、灯明まだほかにもある。私が供えているすべては、実は御仏の徳として我が身に還っているのである。「回向」の意味は、廻って戻ってくることと受けとめる。

 先日お話しした、道の駅「楽座」の大観覧車「大法輪」。
夕べ東名高速に乗って帰宅中、下り路線を走行し富士川のスマートICで出ようとした時、手前にこの時期にしては季節外れの花火の大輪が…! と思いきや、実は大観覧車のイルミネーションの点灯試験をしていたということを後でしりました。しばらく、駐車場に停車して眺めていました。かなり見応えのあるもので迫力もあった。ただ、観方による。近すぎて首が痛い!
 また、NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)によると、昨年11月頃から、この観覧車の名称を公募していたらしい。こういうモノにも呼び名をつけるものだと改めて知った。そういう私自身も、勝手に「大法輪」などと呼んだわけだが。大観覧車の名称決定は1月下旬に公表されるということ。

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 いよいよ、冷気極まって最も寒さがつのる大寒に突入する。立春を前にしての辛抱の時。代務をしている富士市伝法では、仏教会が50年以上前から寒修行を行っている。伝法地区には仏教寺院が9ヶ寺ある。時宗の泰徳寺、曹洞宗の保寿寺、日蓮宗の本蔵寺、正法寺、本光寺、妙善寺、玄龍寺、妙永寺、妙覚寺。
 寒の入りから、節分まで陽が落ちた夜間に伝法町内を16名の僧侶がひたすら歩く。法華は団扇太鼓を叩き唱題して歩き、他は手持ちの小型の鈴(れい)を打ち鳴らしながらお念仏や経を誦して歩く。安穏な社会、交通安全等を祈念しながら練り歩きである。時折、玄関先で合掌しつつ我々を出迎えで喜捨をする篤信がある。立ち止まり、戸口で家内安全、身体健全の祈願をする。

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 富士市岩渕県道10号線にある「道の駅 富士川楽座」に今春2月23日(フ・ジ・サンの日)オープン予定の大観覧車。
 ご存知、東名高速道路登り方面からも入れるサービスエリア併設の、この富士川楽座は平日でもにぎわいを見せている。全国およそ1,000か所あるという日本の道の駅の中でも、毎年来場者数がトップクラスということである。

 この大観覧車、近くで見るとかなり迫力がある。その向こうに見える富士山と居並ぶ絵はちょっといいかも。仏教を伝えることを「法輪」といって、車の車輪が廻る様を伝播することに譬えるが…、まさに、この大観覧車に乗って最高点に達した時に眺める富士山は、地元の富士山信奉者にとっては、今までにない感銘をうけることだろう。

 2枚の写真。というより二つの富士山。毎日仰ぎ見る富士の山であるが、季節や天候だったり、時間帯、観る場所によっていろいろな顔を見せる。

 写真左は、寒に入って正に九日目の今月13日日中の富士山。この日は朝も冷えて、日中温度も上がらず。寒風に交じって山間部では雪、この辺では雨がちらついた。「寒九の雨」は縁起モノだという。今年は豊作であるという兆しのことだ。

 写真右は、今朝の富士。朝の勤行を終えて仰ぎ見るとちょうど富士山頂高3,776m剣ヶ峰に旭日がさしかかった時の絵である。

 いずれも、富士山のありがたみを感じさせていただく時でもある。

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 「どんなに寒い朝でも心一つで暖かくなる」先回のブログでの話しだったが、小室哲哉氏は、楽曲「寒い夜だから」の中で、「寒い夜だから 明日を待ちわびて どんな言葉でもいいよ 誰か伝えて…」と言っている。

 今日、明日はセンター試験の実施日である。なぜ、天候に左右されるこんな時期を設定したのか。受験生の体調にも神経質になるこの時期に…。

 「冬は必ず春となる」誰もが疑わない自然の摂理ではあるけれど、厳しい寒さの間にジッと耐えて春に芽吹く力を蓄えることも大切なこと。寒さこそあっての春到来なのである。辛いのは自分だけじゃない。必ず誰かが、自分が気がつかないかもしれないけれど多くの人たちがあなたを気遣っているんです。


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 「今朝は寒かったねえ!」言って、聞いて連想するのは何?
知る人ぞ知る。1969年昭和44年、彼の吉永小百合さんのレコードシングルデビュー曲「寒い朝」がそれ。実は、その10年前の昭和34年には石坂洋次郎の小説「寒い朝」が刊行された。これを映画化したものが「若い素顔」。そしてこれをカバーして吉永・浜田の青春コンビ映画「赤い蕾と白い花」が制作された。その主題歌として、吉永小百合はマヒナスターズと歌っている。

 「北風吹きぬく 寒い朝も  心ひとつで暖かくなる。…北風の中に きこうよ春を」どんなに寒い冬の朝を迎えても、あの吉永小百合さんの歌声に励まされる。

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 ここにわかに「かわのり」ムードが高まってきた感があるのは私だけか。「かわのり」は芝川特産の逸品「芝川のり」周知のこと。自分自身が興味のあることや、あることに熱中している時ほど目につくというが…。暮にお檀家廻りをしている中、あるお宅の仏壇に供えてあったもの。「これって知ってますか?」から始まり、熱く語るわたしの気持ちを察してか「どうぞ、お持ちください」御供養に預かった。対で供えてあったのが写真の「駒止の桜」というものだった。
 「駒止の桜」は、国の天然記念物に指定されている、日本五大桜の一つだそうだ。源頼朝が富士の巻狩りの際、この桜の木に馬を繋いだということらしい。

写真のもう一つは、例年暮れに寺に尋ねてくる団体の機関紙「かわのり」である。今まで、気に留めていなかったのだが、自らが「かわのり」に気持ちが傾いているのか、反応が鋭いのである。そして、この冊子表紙の「かわのり」の文字を看視する。なんと、この筆跡、どこかで見えたような「…そうだ!」まぎれもない、宗祖日蓮聖人の御真筆であった。地元郷土史会会員の方々は、身延在山当時の宗祖と富士山南西麓にあったご信者の関係を熟知しておられてのこと。したがって西山(本門寺)所蔵の重著『法華證明抄』から拾字したものと察する。恐恐謹言。

 昨日、今日と新成人となった若者を見かけた。寺にも参詣し手を合わせ、墓参りをする家族が数組あった。感心感心。
 成人は社会において肉体的、精神的にも十分な大人として認められることをいう。仏教においては、完全な人格者、人として人足るを識る者。故に覚者(悟った者)を指す。ならば、成人も成仏も意味合いはほぼ同じであると存ずる。
 天晴れぬれば 地明らかなり
 わたしたちは、生きるには苦しいこの世の中で、己を信じ、家族を愛し、社会と共に精一杯生きてこそ、仏の心持ちに近づくことを知らず知らずのうちに行じているのである。

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 宗祖日蓮聖人入滅後、日蓮門下は輪番に祖廟給仕を行っている。毎日絶えることなく遠近から檀信徒が祖山に直参する。
 毎年、芝川地区((静岡県中部宗務所第7区寺院)の寺院8ヶ寺と、その檀信徒約120名は年中行事として歳のはじめに身延の宗祖にお会いする。今年も好天に恵まれ、無事輪番給仕のつとめを果たすことができた。
「日蓮が弟子檀那等は この山を本として参るべし これすなわち霊山の契り也」霊山の契りとは、この世においても、また未来世においても、我々は常に宗祖と俱に在るという証しであります。
 

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 中国古代の六朝期に「今日は人は殺さない」というちょっと恐ろしい節句「人日の節句」が本日。
 日本では、春の七草の芽(若菜摘み)を摘み取り、身体に良いとされる粘々のある粥に投じたものを「七草粥」と称し、これを家族で食すめでたき日でもある。巷では、正月料理で疲れた胃を休め、日常の食生活に戻すための区切りとして定着している風習でもある。
 我が家でも、ずっと受け継がれている「七草粥」であるが、寺の裏山に入り蘿蔔(スズシロ)、芹(セリ)、薺(ナズナ)、仏の座(ホトケノザ)、繁縷(ハコベラ)、を積み、御形(ゴギョウ)と菘(スズナ)だけはご近所に分けていただいた。朝、粥を炊いて七草を投じ、仏さまにも給仕させていただいた。私は、これに伸し餅の一片を入れて美味しくいただいた。

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 新年を迎えここに慎みて年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、大きな目標を定めたものは念入りな計画と準備を進めて大方上手くいったと評価をした。自坊のことだったり、各種団体のことであったりと多くの方々の力を集約して適ったことだから当たり前か…。自分自身のこととなると、こういう場での発言は控えるべきであろうが、少しく苦しかったかなと思う。が、大過なく終えられたことも、これまた沢山のお蔭とありがたく肝に銘ずる。
 本日、一年の計をめぐらしてお題目はじめとした。

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