燈籠 道しるべ
2020/08/01
燈籠 道しるべ
2020.8.1
今日は8月1日。昨日は7月晦日みそかで身延山で朝のお説教当番日だった。身延山の朝は早い。午前5時30分には朝の勤経ごんぎょう(お経を読むこと、僧侶の日課)が始まる。大本堂、祖師堂から諸堂を廻る。
私が説教するのは祖師堂読経後の約15分間という時間。コロナ禍ということで参拝者も少ない。今朝は30名ほどが遠近より参列されていた。ご自身の信仰増進のため、あるいはご祈願をされに来たという方もいらっしゃる。コロナでなければ、少なくとも50人から多い時で1000人(これを万堂まんどうという)が詰めるという信仰の道場なのだ。
今日のお説教は、お盆月に関連したお話し(※詳しくは『今月のおしえ』で一部始終を紹介しております)をした。
写真は、祖師堂入口に吊るされている「燈籠」。お盆に時節にはお寺のだいたい本堂前に出されることが多い。これは切子燈籠というらしい。ご先祖の霊が迷わずあの世から無事に帰ってこられるように灯す「あかり」である。燈籠は様々なモノが存在する。家の中で使用するものは行灯あんどん、折りたたんで携帯できるのが提灯ちょうちんだとも謂われる。