1974 七夕
2020/07/07
2020.7.7
46年前の昭和49年(1974)、静岡県下に発生した集中豪雨による浸水被害。「七夕豪雨」と呼ばれる。歴史は繰り返すというものの、近年毎年のようにこの時期になると甚大な被害をもたらす原因が「線状降雨帯」ということを初めて知った。
おそらく、46年前のこの日の惨事の原因も「線状降雨帯」が発生していたのではないだろうか。
時代は、さらにさかのぼり弘安年間というから700年以上も前の話し。宗祖の日蓮聖人は、当時身延にいらっしゃった。7月7日に記した便りに「駿河と甲斐との境は、山高く河深く、石多く道狭し。いわんや雨は篠を立てて三月みつきに及び、河は増りて九十日、山崩れ道ふさがり人も通わず。」
前代未聞とか、未曽有と云って怖れること、実は遠い昔からの繰り返しを辿るということに今さらながらに思い知らるる。要は、この出来事を決して忘れず後世につたえることが肝要なのである。