増える気配り行事(NHK)
2016/12/26
2016.12.26
今朝のNHKの話題。「除夜の鐘」と「絵馬」について。ここ最近、年中行事だったり昔からの風習が変わりつつある。除夜の鐘が深夜であるため寺の近隣から苦情があるそうだ。また、寺が人里離れた場所のため鐘を撞きたくとも行くに忍びない。そこで、昼間からたたくことにしたところ大勢の人が押し寄せたとのこと。個人情報流失のため絵馬に保護シールをはるようになった神社がある。
気配りの寺は、今年は午前10時から撞き始めるらしい。片や願い事を隠してしまった絵馬は神さまがわからないのでは? との問い合わせに、「いえいえ、神さまはすべてお見通しです」といオチまでついた。共に主催者側と対人との間に成り立つこととはいえ、古くから護られてきたことが、こうした「気配り」によって変わっていったならば、何か寂しいばかりでなく恐ろしささえ感じてならないのは私だけなのだろうか…。