日蓮宗大荒行堂
2016/12/20
日蓮宗大荒行堂
2016.12.20
暮のお檀家廻りの一息。千葉県中山大本山にある日蓮宗大荒行堂に参った。近隣のお寺さんに同行させていただいた。寒水に身を浄め、読経三昧の日々を送ること一百日間。丁度半ばにさしかかる、この日行僧の面会に便乗することができた。
私自身、荒行には縁がなかったが友人の多くはここに身を投じ、あるいは行を重ねて自身の信仰を磨き、また世間に戻って布教に一層の専念をされる。
菩提寺の行僧を目にした途端、お檀家は、変わり果てた(髭が伸び、手足のあかぎれ、くすんだ法衣…)その姿に、自ずと手が合わさり、眼には涙が湧いてくる。対面して行僧から「ご苦労さまです!」とか声をかけられる。いい声だ。また、涙が止めどなく流れてくる。「ありがたいね」口々に言う。ここも、絶好なる布教の場かな…。