宗祖御入滅７４０遠忌御報恩

文化の日に當山のお会式は恒例に行われれます。昭和時代はひと月遅れの１２月３日に火鉢を囲んでしていたようですが、あまりにも人寄せには寒いということで前倒しになったということを聞いています。

今年も昨年同様にコロナ感染症予防のためにお檀家の皆さんには参列をご遠慮いただきました。本来ならば、前夜（お逮夜）の高座説教の聴聞をして、本日も多くの檀信徒に御参列を仰ぎ宗祖日蓮聖人のご遺徳を偲びつつ報恩のお題目を真摯にお唱えして、お斎とき（ご供養の会食）の席に着く。「こうして今年一年間も無事に過ごすことができました。ご先祖さま、何よりも日蓮上人ありがとうございました」との感謝の一日を過ごすわけです。この時期の風物詩といってもおかしくない！　とても充実した年中行事なのです。

何とか来年のお会式には、普通のお会式が営めるよう願って止みません。お会式だけではありません！　世の中のこと、私たちの生活が元の通りというわけにはいかなくても少しでも人と人が会してすべきことができるようになることを祈ります。