見えないけれど、いつでもそこにある。あってこそ当然だと信じているのが私たちの本性である。これに反して「無性」ということばがある。本来あろうはずのものは、そこにはないという人がいる。居場所の定まっていない状況が本当かもしれないということ。
幕末の三舟、山岡鉄舟の詠んだ歌。鉄舟は駿府において西郷隆盛と談判をした結果が江戸城無血開城に結びつくということだが。
鉄舟は、無刀流の開祖であることも有名。鉄舟は剣の奥義を極めたが。これは、剣によって悟りを得たことになろう。「本当の自分を決して見失わない」という了見がイイ感じ。