12月の担当は、清水妙蓮寺の笠井恒明師。30代半ばの青年僧侶。笠井師は自坊のお師匠さんを支えながら、宗門の役職も担う現在i活躍中のお坊さんです。今回は、『更賜寿命(きょうしじゅみょう)』。
妙法蓮華経如来寿量品の文中「願わくは救療せられて更に寿命を賜え」を解釈する。故に、笠井師はお釈迦さまの「久遠のいのち」を示し、私たちは今生いかされているのは、【良医治子の譬え】を用い良薬こそ、お釈迦さまの教えの通りに生きていくこと、すまわちこれをもって「いのちを賜わる」とする。そして、いただいたいのちの教えは有縁無縁の多くに伝えることが大切だとした。